マーチンゲール法とモンテカルロ法が使える理由

オンラインカジノでは厳密にいえば、マーチンゲール法とモンテカルロ法が使えないゲームしかありません。
その理由として、マーチンゲール法とモンテカルロ法が有効に使える条件を厳密に満たしたゲームが存在しないからです。

しかし、厳密な条件をクリアしなくともマーチンゲール法とモンテカルロ法で攻略できるゲームはあります。
今回は、なぜ厳密にはマーチンゲール法とモンテカルロ法が使えないのか、また攻略できるゲームは、なぜ攻略できるのかについて紹介します。

マーチンゲール法とモンテカルロ法が使える厳密な条件

マーチンゲール法とモンテカルロ法が使える厳密な条件
マーチンゲール法とモンテカルロ法は、厳密な条件があります。
それは、2倍配当で確率が50%のゲームです(モンテカルロ法は2倍配当の条件で行う場合)。

一見、当たり前のように思える条件ですが、確実にこの条件を満たすことで初めてマーチンゲール法とモンテカルロ法が真の効果を発揮します。
つまり、ほぼ負けない必勝法になりうるのです。

しかしマーチンゲール法とモンテカルロ法は、実際にオンラインカジノをプレイすると、意外に負けることがあります。
次の項目で、その理由について紹介していきましょう。

条件を満たすゲームは存在しない

使える条件を満たすゲームは存在しない
マーチンゲール法とモンテカルロ法が使える条件を満たすゲームは存在しない。
これが、マーチンゲール法とモンテカルロ法を使ってもオンラインカジノで時々負ける理由の一つになっています。

しかし、マーチンゲール法とモンテカルロ法に対応しているとされているゲームがいくつかあります。
代表的なものとしてバカラやルーレット、ブラックジャックなどです。
しかし、これらのゲームは厳密にはマーチンゲール法とモンテカルロ法の条件を満たしているゲームではありません。

バカラに関しては勝率と配当の面で条件が満たされていないことが挙げられます。
まず、勝率は50%ではありません。
引き分けという可能性があるのが最も大きな要因ですが、バカラで賭けるバンカーとプレイヤーでも若干異なります。
この50%を切るということは、マーチンゲール法では、資金切れがより起こりにくくなり、モンテカルロ法では数列が消えにくくなります。

バカラは確率が低いだけでなく配当も問題です。
バカラにはオンラインカジノの運営に支払うハウスエッジが存在します。
その割合は1~2%程度で一見非常に安価のように感じられます。

しかし、このハウスエッジは場合によってマーチンゲール法とモンテカルロ法で損失分が回収できない可能性があります。
マーチンゲール法とモンテカルロ法はいずれも一回のゲームで得られる勝利金額は少ないというのが弱点です。
そのため、たった1~2%でも利益が出にくくなる可能性があります。

さらにマーチンゲール法とモンテカルロ法で負けが込んでからの回収の場合、十分に回収できない可能性が出てくるのです。
このようにバカラは、マーチンゲール法とモンテカルロ法の条件を十分満たしていません。

ルーレットやブラックジャックは主に確率の面で条件を満たしていません。
ルーレットは、配当こそ厳密に2倍での配当を行っています。
しかし、確率に関しては1/2ではなく、条件から漏れてしまう「0」や「00」あるいは「000」といった出目の存在があります。

これらの存在によって配当2倍のベット方法でもマーチンゲール法とモンテカルロ法の利用がしにくくなります。
ブラックジャックも引き分けという確率50%の例外の存在が大きな欠点です。
引き分けの場合は、負けと同じくベットした金額が失われるので、こちらもマーチンゲール法とモンテカルロ法の運用の支障です。

このようにマーチンゲール法とモンテカルロ法が使えるといわれているゲームのいずれも2倍配当で厳密に50%での勝率という条件が満たされていません。

それでもマーチンゲール法とモンテカルロ法が使える理由

それでもマーチンゲール法とモンテカルロ法が使える理由
実際にプレイした方であれば実感があるかもしれませんが、マーチンゲール法とモンテカルロ法は、先ほど紹介したゲームで勝てます。
その理由として、大まかに2倍近い配当とおおよそ50%の勝率であればマーチンゲール法とモンテカルロ法が使えるからです。

しかし、厳密に条件を満たしていないため、利益が減ることや失敗する確率が高くなり、その点が見逃されている場合があります。
ここでは、有効にマーチンゲール法とモンテカルロ法を運用するために注意点を2点紹介しましょう。
1つ目は、マーチンゲール法の場合、利益が減るため負けが込んできたら利益確定の勝利を得ても損失を覚悟することです。
マーチンゲール法は最初にかけた金額と同額しか利益が出ません。
そのため、例えば1ドルからスタートしてもハウスエッジなどで1%の料金が発生したら、ハウスエッジが1ドルを超えた時点で利益がなくなります。

2つ目は確率で、50%を切る勝率になるため、通常より負けが込みやすくなることです。
マーチンゲール法では、より確実に資金切れを起こしやすくなったり、テーブルリミットを迎えるのが速くなります。
モンテカルロ法では、数列の数字が増えやすくなり、一向に消えにくくなるのです。

このようにマーチンゲール法とモンテカルロ法の運用こそできるものの、勝っても利益が出ないケースや負けやすくなるケースがある点に注意して運用しましょう。

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